決断力。
失敗か成功か
100の事を行って、1つだけが成ったとしたら、これははたして成功か失敗か。
多くの場合、事のならない99に力を落とし、全てを失敗なりとして、悲観し意欲を失い、再びその事を試みなくなる。こうなれば、まさに失敗である。
しかし、よく考えれば、100が100とも失敗したのではない。たとえ1つであっても、事が成っているのである。つまり成功しているのである。1つでも成功したかぎりは、他の99にも成功の可能性があるのではないか。
そう考えれば勇気がわく。希望が生まれる。そして、事の成った1つをなおざりにしないで、それを貴重な足がかりとして、自信をもって再び99にいどむことができる。
こうなれば、もはや全てに成功したも同然。必ずやその思いは達成されるであろう。
どちらに目を向けるか。1つに希望を持つか、99に失望するか。失敗か成功かの分かれ目が、こんなところにもある。繁栄への1つの道しるべでもあろう。